「認知症のおはなし&からだを動かそう!」助け合いの会が協力会員研修公開講座を開催

JA信州うえだ
グループで「コグニサイズに挑戦する参加者
グループで「コグニサイズに挑戦する参加者

JA信州うえだ助け合いの会は、「認知症のおはなし&からだを動かそう!」と題して、協力会員研修公開講座を開いた。「なるべく多くの方に参加してほしい」と、同じ内容で開催日と会場を変えて2回開催した。
10月29日には東御市田中のラ・ヴエリテ、11月26日には上田市中野のモルティしおだを会場に開き、会員や地域住民など合わせて約90名が参加した。
同会は、「年をとっても住み慣れたところで安心して暮らしたい」という地域住民の願いを、協同の力で実現しようと活動するボランティア組織。地域の高齢者を対象にした「よりあい広間」と名付けた集いの場を、JA施設や公民館等を会場に開いている。また、年に数回、会員だけでなく地域住民の参加もよびかけて、研修会を開催している。
今回は、今年度の活動テーマである「認知症になっても安心して暮らせる地域づくり」につなげるため、認知症についての理解を深めるとともに、地域に発信できる予防方法を知るなど、会員・地域住民がともに地域の中でできることを考えようと企画した。
講座では、まずはJA長野厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンター認知症看護認定看護士の齋藤達弥(さいとう・たつや)氏から認知症看護の現場の話を聞いた。続いて、同センター健康運動指導士の吉池勇祐(よしいけ・ゆうすけ)氏から、認知症予防につながる頭と体の体操「コグニサイズ」を学んだ。
参加者は、「認知症はどうしてなるか、どんな症状かわかった」「予防には、毎日の食事・運動が大切だと知った。これから運動もがんばりたい」と、前向きに話していた。
同会の荻野久子会長は、「健康で元気に“100歳人生”を迎えるようしっかり勉強しましょう」と呼びかけた。

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