あぐりキッズスクール(果樹コース)世界にひとつだけのオリジナルリンゴを収穫

JAあづみ
オリジナルリンゴを収穫する参加者ら
オリジナルリンゴを収穫する参加者ら

JAあづみは11月17日、「あぐりキッズスクール(果樹コース)」を開講し、リンゴ「ふじ」の収穫体験を行った。24家族56人が参加し、文字やイラストのシールを貼り模様をつけた世界に一つだけの「オリジナルリンゴ」をもぎ取った。
安曇野市三郷のリンゴ農家・帯刀洋亮さんの圃場で体験。5月に開講し摘果作業を体験したほか、9月下旬にはシール貼りと葉摘作業を行った。収穫作業では、帯刀さんやJA職員がポイントを説明。帯刀さんは「実を優しく持ち上げるように採ると上手に収穫できる」とアドバイスを送った。この日を待ちわびた参加者は、それぞれが手掛けたシールを剥がすと、リンゴの表面に文字やイラストが浮かび上がり、歓喜の声や笑顔が広がった。それらを収穫し家族で記念写真を撮影するなど収穫の喜びを味わった。
同スクールは、次世代を担う子どもたちに、農作業体験を通じて「食」と「農」の大切さを伝えるとともにJA事業への理解促進を図るため、2022年に果樹コースが新設された。自身がデザインしたシールを果皮に貼り模様を付ける事で世界にひとつだけの「オリジナルリンゴ」が作れると人気を集め、今年で3年目を迎えた。果樹コースのほかに、水稲コースと野菜コースがある。
農業企画課の吉澤大和課長は「りんごの栽培体験を通じて地域の特産品への理解が深めてもらえた。今後も地域農業を知ってもらう企画を続けていきたい」と話した。

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