JA信州うえだきのこ協議会は11月6日、「きのこ生産者大会」を開催した。冬場の需要期に向けてキノコの有利販売を推進することを目的に、生産状況や市場動向、販売戦略について活発な情報交換を行った。
大会には生産者のほか、東京・神奈川・大阪・京都の市場関係者、長野県上田農業農村支援センター、JA全農長野、JA役職員が参加した。
生産者からは「市場や販売店、消費者から見た高品質なキノコとは何か」との質問が出され、市場担当者がそれぞれの見解を示した。今後の生産意欲につながる議論が交わされた。
市場側からは「JA信州うえだ産キノコは安定供給と品質の均一さが特長で、安心して販売できる。夏場でもエノキタケの需要があるため、供給を増やしてほしい」と要望が出た。新たな消費者層の開拓に向けて、市場担当者が子ども向けの無料「キノコ株取り体験」を実施するなど、食育を通じた普及活動の取り組みも紹介された。
大会に先立ち開催した「きのこ品評会」では、形状・水分・商品性などの項目で審査を行い、以下の方々を表彰した。
◇上小農業活性化協議会長賞=真田きのこハウス
◇長野県上田地域振興局長賞=(有)飯塚食品
◇信州うえだ農業協同組合長賞=長谷純男さん