JA洗馬は11月18日に本所で「令和7年度野菜販売反省会」を開催した。県外の取引市場の代表者や塩尻市・全農長野中信事業所の担当者、生産者である各地区の出荷組合の役員、JAの関係役職員など約60名が出席した。
生産者にとってこの反省会は、大切に育てた野菜がどのように流通されたか知ることができる機会でもある。全農長野の担当者からは、今年度の野菜生産販売の経過や実績だけでなく、全農長野が企画実行した野菜消費宣伝の各種キャンペーンや農産物PRイベントなどが写真付きの資料で報告された。また、市場の代表者からは「洗馬産のレタスをゴールデンウィークで販売したいので、生産には苦慮されることとは思いますが、是非充実していただきたい」との要望が出される場面もあった。
今年度は、春作野菜の価格低迷が影響して、出荷数量は前年並みだったものの、単価安となり、管内の野菜販売高全体としては、前年比86.0%の22億9千万円と推移している。
北沢泉組合長は会議冒頭で「春からの野菜価格の低迷が尾を引いてこの反省会を迎えることとなってしまった。要因としては、年末年始からの野菜価格の高騰による反動、暖地物の切れ上りがなかなか終わらなかったことなどが考えられる。理事会で協議して年末までに補填を行いたい。また、資材の価格高騰対策など農家支援を塩尻市に要請しております」とあいさつをした。