JA上伊那野菜部会は11月7日、中川村のJA中川資材店で2025年度ナガイモ出荷会議を開いた。生産者やJA担当職員ら9人が出席。今年度の生育状況や生産計画、出荷方法について確認した。
会議は、出荷開始時期に合わせて生育や出荷方法などについて情報共有することで、より良品で美味しいナガイモを市場へ届けることを目的としている。今年度は例年と比べ、ナガイモの苗が良質で葉が多く、太物傾向。管内のナガイモは同日から出荷がスタートし、12月上旬に出荷最盛期を迎える見込みだ。
この日は、JA担当職員が今後の生産計画や、収穫したナガイモを用いて出荷時の注意点などについて説明した。ナガイモの分岐部分は切除し、傷口をしっかりと乾かしてから箱詰め作業をすることで、腐り防止につなげることができる。また、出荷の際には荷造り前に検品を受け、良品なナガイモを出荷するよう呼びかけた。
JA担当職員は「今年度のナガイモは病害虫の発生も抑制できており、品質に期待が高まっている。近年増加している農業事故にも注意しながら、早期出荷を心がけてほしい」と話した。