ＪＡみなみ信州畜産協議会と同ＪＡは１０月２９日、飯田市の同ＪＡ本所で第２８回ＪＡみなみ信州畜産共進会「肉豚の部」と「肉牛枝肉の部」の合同表彰式を開いた。生産技術の向上を図ろうと同ＪＡ独自で毎年共進会を行っている。受賞者やＪＡ、南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、ＪＡ全農長野の職員１２人が参加した。
肉豚の部の審査は１０月８日に松本市の（株）長野県食肉公社で行われ、雌・去勢を１組として５組１０頭が出品された。最優秀賞には飯田市の（株）丸山産業の丸山公弘さん（４８）が出品した枝肉が選ばれた。丸山さんは「生産コストの高止まりで厳しい中だが、品質一番で生産している。受賞を励みにこれからも頑張りたい」と話した。
肉牛枝肉の部の審査は１０月２０日に京都府の京都食肉市場（株）で行われ、２４頭が出品された。最優秀賞には豊丘村の唐沢裕輔さん（４４）が出品した黒毛和牛が選ばれた。肉牛枝肉の部で最優秀賞を受賞した唐沢祐輔さんは「近隣の地域の皆さんの理解があって畜産業ができていることに感謝している。今回受賞した枝肉は自家農場で繁殖させ印象に残っている牛なので、喜びもひとしお」と話した。

入賞者は次の皆さん。
【肉豚の部】
▽最優秀賞：㈱丸山産業 丸山公弘
▽優秀賞：(有)クリーンポーク豊丘　松下翔太郎（豊丘村）、本村隆雄（飯田市）
▽優良賞：（農）エスピーエフこがねや第一農場　矢澤宏輝（飯田市）、（農）エスピーエフこがねや第二農場 小池雅昭（飯田市）

【肉牛枝肉の部】
▽最優秀賞：唐沢裕輔（豊丘村）
▽優秀賞：㈱夢ファームみなみ信州上郷農場（飯田市）
▽優良賞：（株）夢ファームみなみ信州高森農場（高森町）、榊本隆（豊丘村）