JAみなみ信州女性部喬木支部フレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は11月5日、メンバーのほか同JA女性部喬木支部部員も参加して9人が指導し、喬木村の喬木第一小学校6年生46人とピザづくりを行った。小麦栽培を通した同グループの食育活動は今年で12年目。児童らは5年生から行ってきた小麦栽培の集大成として、自分たちで育てた安全安心な小麦でピザをつくり、焼き立てのおいしさを味わった。
この日は小麦粉をこね発酵させ、伸ばした生地にソースをぬり玉ねぎやピーマン、ジャガイモなどをトップング。特製の窯で焼き上げるトマトソースと、自宅でも再現できるようにとフライパンでできるカレーの2種類のピザをつくった。生地を発酵させている間には麦蒔き、麦踏み、除草、麦刈りと行ってきた1年間の栽培を振り返り、小麦に関するクイズで理解を深めながら小麦栽培の大変さ、楽しさ、尊さを伝えた。
ピザづくりを体験した松島あんりさん(12)は「生地からピザを作ったのははじめて。スピカの皆さんの顔も覚えて小麦栽培も楽しかった。大変だったけど、みんなでピザが作れてよかった」と感想を話した。
スピカメンバーの清水純子さん(51)は「今年も子どもたちと楽しくピザづくりができた。様々な方に協力いただきながら、メンバーのチームワークで活動が続けられている。これからも安全安心な小麦の魅力、農業の大切さを伝えていきたい」と話した。
同グループがつくる小麦粉は村内にあるA・コープたかぎ店で販売するほか、地元の飲食店や小学校の学校給食で使用されるなど活動が広がっている。