JA信州諏訪女性大学は11月12日、諏訪市の本所で必修講座「マイ防災ボトルをつくろう」を開いた。『家の光』12月号を参考に、クリアドリンクボトルに防災グッズを入れる「マイ防災ボトル」を学び、自身で収納するグッズを考えた。不安を安心に変える、今日からできる防災術の知識を深めた。
『家の光』12月号は、1年で最も発行部数が多いことから、多くの人が関心を寄せる特集づくりを目指し、JA全国女性組織協議会の意見をもとに防災を取り上げた。
今回は、同大学事務局のJA管理部協同活動推進課が、同誌の担当部署であることから、防災について実践的に学びながら同誌をPRしようと企画。家の光協会普及文化本部東日本普及文化局の滝本匡志担当を招き、受講生・JA職員計21人が参加した。
同誌では「マイ防災ボトル」に収納するグッズの例として、現金やホイッスルとライト、携帯・簡易トイレなど10種類を紹介している。
受講生は、自身で入れたいグッズを1個ずつ紙に記入し、同誌オリジナルのボトルに収納した。今後、グッズを用意して紙を処分していことで、入れ忘れを防げる。
また、ポリ袋レシピとして「コマツナとちくわのからしじょうゆあえ」を試食した。ポリ袋に、切ったコマツナを入れ、しょうゆ・練りがらしを加えておき、もんで余分な水けを絞った後、ちくわを加える簡単レシピだ。
受講生からは「コマツナがシャキシャキしており、練りがらしも効いておいしい」と好評だった。
富士見町の大澤絵里さん(46)は「防災グッズは家にあるが、避難の際どう持ち出せばよいかわからなかった。マイ防災ボトルという知恵もらい、とても便利だと思った」と話した。
滝本担当は「今日『家の光』で学んだ皆さんは、『防災のプロ』。万が一の時、地域の復旧を早めるきっかけになるので、知識を家族や仲間に広めてほしい」と呼びかけた。