JAあづみは2日安曇野市豊科南穂高の安曇野スイス村ハイジの里食育ルームであぐりキッズスクール野菜コースの修了式を開いた。小学3年生~5年の児童とその家族17組37人が参加し、採れた野菜を使って調理実習に挑戦した。
こどもたちに「食」と「農」の大切さを伝えることが目的で同コースは19年に新設された。収穫体験は雨のため中止となったが、8月の上旬に播種や定植したジャガイモと大根を使って調理実習を行い、それぞれ参加者に収穫した野菜をプレゼントした。
参加者はグループに分かれてジャガイモのコンソメ炒め、大根の味噌汁、夏秋イチゴを使ったヨーグルトの3品を作った。グループごと協力しながら具材を切ったり、炒めたりして、出来上がった料理を安曇野産コシヒカリと一緒に地元食材の魅力を味わった。
参加した親子は「皆で種まきをした野菜を自分たちで調理することによって、生産者への感謝の気持ちがより一層強くなった」と話した。
営農経済事業部農業企画課の吉澤大和課長は「生憎の天気で収穫作業はできなかったが、自分たちで種まきや水やりをした食材を調理するという一連の工程を経験できたことによって普段感じることのできない達成感を感じてもらえたら嬉しい」と述べた。