コンバインでの収穫作業学ぶ 大豆栽培加工セミナーに参画

JA信州諏訪
コンバインでの収穫作業を学んだ大豆栽培加工セミナー
コンバインでの収穫作業を学んだ大豆栽培加工セミナー

JA信州諏訪は11月9日、長野県諏訪農業農村支援センター、長野県農村生活マイスター諏訪支部が主催する「大豆栽培加工セミナー」に参画し、大豆の収穫方法を学んだ。女性部員・職員、同センター・マイスター関係者ら計19人が参加。茅野市の8.6アールのほ場で、収穫の適期やコンバインの仕組みを確認した後、実際の作業を見学。自身での作付け時に役立てようと、積極的に質問するなど学びを深めていた。
このセミナーは、管内で大豆の作付けが少ないことから、農業・農村に関わる女性が栽培・加工方法を学ぶことで、地域内での活用・普及を進めることを目的に企画。6月下旬、ほ場に安定多収の「ナカセンナリ」を播種。捕植、土寄せ、草取り、病害虫防除などの管理を行ってきた。
同センター職員が、コンバインの収穫は大豆の成熟後7~14日で行うことを説明。成熟期は、葉や葉柄が落ち、サヤが褐色など品種特有の色に代わり、サヤを軽く振るとカラカラと子実の音がする状態のことだとした。
コンバインの操縦は、有志グループ「八ヶ岳西麓農業を考える会」の平出直文代表(富士見町)が行った。平出代表は、大豆を刈り取り、サヤを取り除いて豆のみが収穫袋に入る仕組みを説明。ほ場全体の刈り取りを、30分ほどで終えた。
今後は、同センターの職員が乾燥・選別を行い、2026年1月に参加者を募って加工方法を学ぶ計画だ。
女性部の松本千咲副部長は「以前、大豆の栽培に挑戦したことがあったが、わからないことが多かった。コンバインの仕組みや作業方法を質問できて良かった。大変勉強になった」と話していた。

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