佐久穂町は10月31日、華道家の假屋崎省吾さんを講師に招き、佐久穂小学校で「花育セミナー」を開いた。5年生80人とその保護者が参加した。
地元産花きへの興味を深め、親しみを持ってもらおうと同町は八千穂高原のシラカバの木を加工した花台を、JA佐久浅間は同町産のカーネーションを提供した。児童はセミナーに向けて10月14日に、町内のカーネーションを栽培している圃場を見学。栽培方法や出荷などについて学んだ。
セミナー当日は、假屋崎さんの指導でプードルを模したアレンジメントを1時間ほどで完成させた。参加した児童は「プードルを作成し、花に興味をもった。貴重な体験ができ、帰ったら家族に今日のことを話したい」と話した。
假屋崎さんは「生け花は日本の伝統文化。花を親しんでもらい、美しいものを愛でる心を持ち、楽しんでほしい」と語った。
同JAでは、今後も佐久穂町と連携し、花育活動に取り組む方針だ。