JAあづみりんご部会は10月23日、東京シティ青果株式会社で「ぐんま名月」の販売促進会を開いた。りんご部会の部会長や副部会長、JA職員ら5人が参加し、ぐんま名月をPRした。安曇野産のぐんま名月を多くの消費者に届けたいと初めて開催。
ぐんま名月は、群馬生まれの品種。酸味が控えめで濃い甘さがあり、果皮の色が黄緑から黄色く、赤みがほんのり入るのが特徴だ。同JAは、24年に6万1900ケース(1ケース10キロ)の出荷実績があり、黄色系リンゴのなかでは一番出荷量が多い主力の品種だ。
黄色系リンゴは赤いリンゴよりも認知度が低いため、ぐんま名月の特徴である甘さを強みに優以上の規格は糖度14度以上などと定めた糖度選果を行い、付加価値をつけている。今回は、まず仲卸業者に味を知ってもらおうと初めて企画、開催した。
イベントでは、JAあづみりんご部会の佐原茂部会長が「東京を起点として、今後日本の消費者一人ひとりにぐんま名月を食べてもらい幸せな気持ちになってほしい」とPR。仲卸業者の140人にぐんま名月の2個セットをプレゼントした。
25年産は、10月下旬をピークに11月上旬まで出荷が続き、6万5730ケースを計画している。