原村産パセリ色の染物完成 排気用野菜の有効活用法の一つとして学ぶ

JA信州諏訪
できあがったストールを確認する参加者
できあがったストールを確認する参加者

JA信州諏訪の男性組合員向け講座「弾男倶楽部(だんだんくらぶ)」は10月28日、富士見町のJA富士見グリーンカルチャーセンターで、〝原村産パセリ色〟の鮮やかなグリーンの染物体験を行った。受講生9人が参加。廃棄用野菜の有効活用法の一つとして学び、自分だけの作品づくりを楽しんだ。
受講生からの要望を受けて企画した。講師の永田せつ子さん(71)が「染物は草木のイメージがあると思うが、廃棄用野菜の有効活用でも素敵な作品ができることを知ってほしい」との思いで、パセリの使用を提案した。
パセリは収穫を終え、根から刈り取った状態で、通常は廃棄となるもの。永田さんが約6キロ分を手配した。
この日は、全員に絹100%のストールを用意。パセリを洗った後、大鍋で煮て濾し、色素を十分に抽出した。その後、専用の焙煎液を加え、ストールを入れて30分ほど置き、ぬるま湯ですすぎ洗いをして完成。受講生は、作品を見せ合ったり写真を撮ったりした。
受講生の諏訪市の小松光明さん(77)は「初めてだったが、こんなにきれいなグリーンに染まるのは不思議で、とても面白かった。妻にプレゼントしたい」と話した。
永田さんは「身近なものでも染物ができることを知ってもらえてよかった。染物は、自分だけの作品ができるのが大きな魅力。ぜひ今後も楽しんでほしい」と話した。

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