JA松本ハイランド朝日支所では、近年多発しているJAバンク利用者を狙ったフィッシングメールが継続的に確認されていることを受け、独自の対策に乗り出した。現在、同支所管内ではフィッシングメールによる被害は発生していないものの、支所独自でポスターを作成し、防犯意識の向上に努めている。
この取り組みは、地域金融機関として組合員・利用者の大切な財産を守るために何かできることはないかと、同支所の職員が提言したことから始まった。その後、意見を出し合う中で、フィッシングメールへの注意喚起を目的としたポスター制作に着手した。
職員らは空き時間を活用し、「わかりやすい文章」「目につきやすいデザイン」を意識して、全6種類のポスターを完成させた。これらのポスターは、店舗入り口やエントランスのほか、ATM付近にも掲示され、防犯意識の向上に役立てられている。
同支所金融共済課の山田正進課長は「当支所管内ではまだフィッシングメールによる被害は出ていないものの、予断を許さない状況が続いている。この活動が組合員・利用者の財産を守る一助になればうれしい」と願いを込めた。