「サンふじ」登場 出荷にむけて規格を統一

JA松本ハイランド
見本のリンゴを手に取り出荷規格を確認する生産者
見本のリンゴを手に取り出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランドりんご部会は10月27日から29日にかけて、管内11会場で同JAの主力品目の一つである「サンふじ」を中心とした晩生種りんごの目揃会を開いた。今年は雨が少なかったことで甘みがのり、例年通り高品質な仕上がりとなっている。
10月27日、松本市今井にある今井果実共選所で行った目揃会には、生産者約120人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢を報告した。全国的にりんごの収穫量が落ちている中で高品質な当JA産のりんごを求める声が多く、高単価で推移している。引き続き、市場と情報を共有しながら売り場環境の整備に努めていく。また、販路としてふるさと納税の返礼品が加わるなど新たな取り組みについても合わせて伝えた。
また、果実指導員が見本のりんごを使いながら、大きさや熟度、着色など12項目の出荷規格について説明。今後は熟度、着色に注意しながら、適期を逃さず収穫をすすめていくことを確認した。
同部会の倉橋芳文支部長は「朝晩の冷え込みが一層厳しくなるので健康に気をつけてほしい。また、天候の変化に気をつけて適期収穫に努めよう」と呼びかけた。
同JAの中村吉孝営農部長は「市場と連携しながら着実な出荷に努めていく。1ケースでも多い出荷をお願いしたい」と話した。
同JAでは11月中旬をピークに13万8,400ケース(1ケース10キロ)を、地元をはじめ、東海、九州の市場を中心に出荷する計画だ。

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