種類や素材にあわせたメンテナンスを「鍬の柄入れ・刃の研ぎ方」講座開催

JAグリーン長野
刃の研ぎ方の講義を受ける参加者
刃の研ぎ方の講義を受ける参加者

JAグリーン長野のJAファーム店は10月18日、ファームカレッジをJAファーム各店で開いた。JAファーム店をより便利に利用してもらうことを目的に、11月まで月1回開催している。今回の講座は「鍬の柄入れ・刃の研ぎ方」で、総合金物卸売業の株式会社佐野利の佐野恭宏さんが講師を務め、各店舗合わせて39人が参加した。
まず、鉄と鋼・ステンレスの違い、刃の構造、その素材により扱い方や使い勝手などの特徴の説明をし、その後、鎌、包丁、その種類や素材によってそれぞれ砥石の選び方、研ぎ方に違いがあり、実演をしました。鎌も包丁も長く使うのであれば、鋼付きのものを選ぶと、研ぎやすく切れ味も持続するとアドバイスがあった。鍬の柄入れも実演し、鍬の種類によりくさびの入れ方や柄を削る必要があるなど説明した。昔の鍬や斧などの柄入れは、手強いと思ったらJAへ依頼いただくよう案内もした。
参加者から、「長く使った砥石が窪んでいるのはどうしたらよいか」「鎌の先端がうまく研げない」など質問があり、講師が回答。質問した参加者は「いつも使うものなので、聞くことができてよかった」と笑顔で話した。講義後、早速店舗へ足を運ぶ参加者の姿もあった。

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