JAあづみは25、26日の2日間、安曇野市豊科南穂高の大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」で創立60周年記念企画「みんなで国消国産!秋の大収穫祭 直売所へ行こうキャンペーン」の第3弾となる、くだもの祭りを開いた。旬のリンゴをはじめ、新米や野菜など農産物を特価で販売し、売上は1124万円と昨年並みだった。
店頭販売ブースでは、生産者会員や選果所の贈答用と自家用のリンゴ「シナノスイート」や「シナノゴールド」「ぐんま名月」などが並んだ。選果所が集荷した風害果のオープン箱も販売するなど、生産者支援につながる販売も行った。直売所連携している愛媛県産のみかんの詰め放題も列ができるほどの盛況ぶりとなった。
店内では、果物のみならず秋の味覚を求め、きのこや里芋などの野菜を籠いっぱいにいれた来場者で賑わった。
イベントでは、同JA女性部・青壮年部が、店頭で餅つき大会を実施し来場者にも餅つきを体験してもらったあと、つきたての餅にきな粉やあんこをつけ、来場者に振舞ったほか、米の消費拡大企画で、松本大学松本短期大学生の学生が考案した野沢菜と鮭のおにぎりを配った。また、皿回し体験コーナーを設け、学生らが子どもたちに直接教えるなどして、会場は幅広い来場者でにぎわった。
同キャンペーンは、安曇野の農産物を満喫しながら地元の「農」や「食」について改めて考えてもらうことを目的に独自に企画。「農」や「食」に関するイベントを11月末まで同所で開催する。今後11月7、8、9日に大生活祭、22、23日にはりんご祭り・国消国産キャンペーン感謝祭を開催する予定だ。