JA松本ハイランド根菜部会はナガイモを多くの人に周知することを目的に、5月中旬、松本市にあるエクセラン高校美術科へポスターとキャラクターデザイン画の作成を依頼。10月21日、最優秀賞に選考された生徒2名の表彰式を開催した。ポスターは2年生の松岡莉奈さん、キャラクターは1年生の窪田一花さんの作品が選ばれ、同根菜部会の中村宏部会長と越良治副部会長から、ナガイモ5キロの目録が贈呈された。
松岡さんのポスターは、自らがレシピを考案し、調理を手掛けた餡かけやキムチ和え、酢の物や酢豚など6種類のナガイモ料理の写真が並ぶデザイン。「5月の打合せの際に用意をしてくれたナガイモのフライにアイデアを得て、料理の写真を起用しようと考えました。レシピも用意したのでおいしいナガイモ料理を多くの方に作ってほしい」と話す。窪田さん考案のキャラクター「もっちー」は耳にナガイモ、つるが這うネットをイメージした衣装、頭にとろろのお椀を身に着けている。嫌いなものは芋類に寄生して悪影響を与える害虫「ネコブセンチュウ」という設定。「キャラクターをつくることが好きでナガイモのことをたくさん調べました」と話す。
ポスターは100枚刷り、出荷市場の関係者から県内外のスーパーなどに配布し掲示する予定。キャラクターはナガイモ箱に印刷をしたり、着ぐるみにしてイベントなどで活用する案を検討している。