女性部が講師になって郷土食の授業

JAみなみ信州
メンバーの優しい指導で生地を焼く児童
メンバーの優しい指導で生地を焼く児童

JAみなみ信州女性部飯田支部目的別グループ「いろりばたの会」のメンバー5人は10日、飯田市の丸山小学校のクラブ活動「かざこしタイム」で郷土料理クラブ4~6年生17人の講師を務めた。味噌づくりなどをメンバーで楽しむ中、子どもたちにも郷土料理を伝えてほしいと同校から依頼があり20年近く講師を務めている。この日は子どもたちからリクエストのあった「クレープ」を米粉でつくり交流した。今後4回の授業で五平餅やぼたもちおはぎなどをつくり味わう予定。
この日は同クラブで今年度初めて調理。フライパンを使い、箸で生地を持ち上げくるくるとひっくり返し1枚ずつ生地を焼き上げた。子どもたちは箸遣いに苦戦しながらもメンバーと一緒に生地を焼き、メンバーが持ち寄ったリンゴ、バナナや生クリーム、チョコソースでトップピング。米粉ならではのモチモチとしたクレープが出来上がった。
同グループ代表の中田道子さん(80)は「地域のおばあちゃんと一緒に気楽に郷土料理を楽しんでもらいたい。メンバーも高齢化して活動を続けるのは大変だが、子どもたちに元気をもらえる楽しみな活動。子どもたちに地域の郷土料理を伝えていくためにも、できる限り続けていきたい」と話した。
6年生の竹内結穂さん(11)は「おばあちゃんたちが優しく教えてくれてうれしかった。お菓子作りが好きなのでうちでもクレープを作ってみたい」と話した。 
同グループは地域の幼児学級や保育園で野菜作りの食育活動も行っている。メンバーは70代~90代と高齢だが、ほとんどが発足当時からのメンバーで協力しながら楽しく活動を続けている。

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