トルコギキョウ栽培者増加に向けて

JAグリーン長野
ほ場見学の様子
ほ場見学の様子

JAグリーン長野と長野農業農村支援センターは10月11日、長野市篠ノ井の生産者のほ場で「トルコギキョウ見学会」を開いた。「トルコギキョウ」の栽培者を増やし、生産拡大につなげることが目的。トルコギキョウの出荷販売、栽培に興味がある方に向けて、実際に生産者のハウスを見学しながら栽培の特徴を紹介した。JA主催の「グリーン農業講座」の受講生を含め、8人が参加した。
ほ場では、長野農業農村支援センターの職員が、トルコギキョウの栽培の流れや技術、ハウスなど必要な設備やその理由などについて説明し、「手をかけた分だけいいものができる、やりがいのあるもの」と伝えた。営農技術員は設備に関する費用について、補助もあることを説明した。また、ハウスの活用としてトルコギキョウを栽培後、ストックなどほかの花を栽培している事例も紹介し、いろいろな選択ができることを案内した。園主の山岸正之さんも参加者に向け、「トルコギキョウは華やかで上品な花。様々な用途で喜ばれる。手間のかかることもあるが咲くとうれしい」と栽培する魅力を伝えた。
参加者は生産者や農業農村支援センター職員、営農技術員にそれぞれ話を聞き、一面に咲く花や施設を見学した。親がトルコギキョウを栽培していたという参加者は、「昔は手伝うのが嫌だったが、今となって興味が出て参加した」と話し、今後の参考とした。
JAでは今後も花きの新規栽培者向けのセミナーを開催し、生産者を増やしていきたい考え。

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