ブロッコリーのおいしさに笑顔 武石小児童が収穫体験

JA信州うえだ
力を合わせて収穫する児童たち
力を合わせて収穫する児童たち

上田市立武石小学校2学年の児童たちは10月20日、上田市武石地区の竹内利通さん・和枝さん夫妻の畑で、ブロッコリーの収穫体験を行った。19名の児童が1人2株を収穫したほか、その場で茹でた採れたてのブロッコリーを試食し、笑顔で味わった。
この体験は、今年で9年目。竹内さん夫妻が地元の子どもたちのために、土や農業に触れる機会を作りたいと提案し、JA信州うえだよだくぼ南部地区事業部が食農教育活動の一環として協力して、実施している。
畑に集まった児童たちに、まずJA営農技術員からブロッコリーの栽培方法や、収穫して店に届くまでの流通、栄養について説明。さらにブロッコリーに関するクイズを出して楽しみながら学んだ後、広い畑の中を大きなブロッコリーを探して回り、株ごと引き抜き収穫を行った。児童たちは「これ大きい!ランドセルより重いかも」「抜けないから手伝って!」と友達同士協力したりで、圃場は一時大賑わいとなった。
収穫後、採れたてを大鍋で茹で上げたブロッコリーを、大喜びで口にした児童らは「すごくおいしい!」「いつもは苦手だけど、今日食べたら好きになった」と、何度もお代わりしていた。
竹内さん夫妻は、「愛着を持って育てた農産物を、子どもたちが喜んで食べてくれる、その笑顔が張り合い」と、話していた。翌日には、竹内さんが届けるブロッコリーが学校給食で全校児童へ提供される予定だという。

MENU