NPO法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんは9日、安曇野スイス村サンモリッツで「大きく拡げよう“あんしん”の輪の集い」を開催し、組合員や会員など約90人が参加した。
「あんしんの輪の集い」は住みなれた土地や家でつつがなくあんしんして暮らし続け、「困った時はお互いさま」という共感の輪を拡げていこうという想いから始まり今年で節目の20回目を迎えた。
同法人の池田陽子理事長は「年齢にかかわらず役割を持って人と繋がる大切さを学び、生き活きと輝いて生きる地域をどう作り続けるのか考える集いにしたい」と話した。
この日は埼玉県立大学理事長の田中滋先生と広島大学名誉教授の新田玲子先生を迎え講演会を開いた。
講演は、田中先生から「2040年に向けて~地域包括ケアシステムに期待される未来像」、新田先生から「悠々と豊かで優雅な毎日を」と題して行われた。地域で支え合う仕組みづくりの現状と課題などをそれぞれの立場から考えを紹介した。会場からはうなずく姿も見られ地域での支え合いの重要性を再確認する機会となった。