JAグリーン長野は10月2日・3日、千曲市の圓山荘にて、第9回グリーンコネクト協定会議を開いた。グリーンコネクトとは、「グリーン」の名がつくJA、グリーン大阪・グリーン近江・グリーン長野が協同組合間協同でつながり、情報の共有と人・物の交流を進めるための仕組みづくり、組織の活性化につなげることを目的に平成26年に始まった取り組み。グリーン近江から4人、グリーン大阪から4人の役職員が訪れ、来賓にJA中央会長野事業所中村公弘所長を招き、グリーン長野役職員を合わせて総勢22人が集まった。
開会にあたりグリーン長野の栗林和洋組合長は、「グリーンコネクトを通じて地域の組合員のためになるようなことをやっていきたいと考えている。10回目の協定会議に向けて、3JAが新たな発展ができるように更なる協議を願う」とあいさつした。
1日目の協定会議では、各JAの職員代表者3人による、協同組合間協同の実践報告を行った。令和6年度・7年度の交流実践として、グリーン近江・長野間の農畜産物交流とともに、JA内でのグリーンコネクトの浸透感と課題について報告がされた。また、今後の活動について、農畜産物交流から生まれる人事交流に加え、体験的な交流機会や合同の研修・講演会実施などの提案がされた。今回の会議を経て3JAは、これからも「縁」をつなぎ続けていくことを確認した。
2日目は、長野市若穂綿内東町地区国庫事業「綿内東町地区農地中間管理機構関連農地整備事業」の現地を訪れ、地元生産者が、区画整理や畑地かんがい施設整備により果樹の生産性の向上と荒廃農地の再生をした地域を紹介した。また、同生産者ほ場にてグリーン長野らしい体験として、旬のシャインマスカットとクイーンルージュ○Rのぶどう狩りを体験した。