JAあづみ三郷支所は10月14日、安曇野市三郷南部認定こども園の年長、年中の園児を対象に、三郷の鶴見武敏さん(温地域前理事)の圃場でりんご狩りを行った。園児、職員含め約80人と、同園のボランティア、JA職員ら8人が参加。
収穫体験では、片道2キロの道のりを歩いて圃場へ向かい、鶴見さんに収穫のコツの説明を聞いたあと、園児たちは背伸びをしながら一人10個ずつ、園へのお土産に10カゴ分のりんごを摘み取った。「赤色のものを採るんだよ!」「簡単に取れたよ!」「きれいな赤色だね」と話しながら夢中になって収穫し、おやつにはJAがリンゴジュースをプレゼントして嬉しそうに飲んでいた。
収穫した品種は「アルプス乙女」。直径5センチ前後のミニりんごで、重さが30~50グラムと小ぶりで、園児にとって収穫しやすいサイズだ。甘味と酸味のバランスがよく果汁が多いのが特徴。
りんご狩りは、園児たちにりんごの収穫体験をしてほしいとの思いから、園とJAが初めての企画・開催。きっかけは、南部の中嶋篤美理事がボランティアで訪れていた同園で、これまでりんご狩りをしたことがないと聞き、三郷支所と園が協力して、主催として実施することとなった。また、鶴見武敏さんのりんご園が同園の近くにあることから、会場として提供を受けた。
中嶋篤美理事は「園児たちの目が輝いていて楽しそうに収穫している姿から、たくさん元気をもらった。収穫をしたことがない子が多く、園児たちにとって良い経験になったらうれしい」と話した。
後日に保護者からは、食べても美味しかったし、「りんご飴」を作ったり、「りんご風呂にして入った!」などと喜びの声が寄せられた。