「りんごの里信更」あっぷる工房 アップルパイ通年販売へ

JAグリーン長野
工房のみなさん
工房のみなさん

長野市信更町のJA女性部「りんごの里信更」は10月1日、同町の菓子製造施設「あっぷる工房」に新たに急速凍結機等を設置したため、工事完成祝いの会を開いた。会は同工房で、長野市信更支所や地域住民を招待して行われた。
「りんごの里信更」は、信更のブランド「やまのぶりんご」を活用した活性化事業を実施するため、平成28年に組織された。平成30年に同工房を開設。「やまのぶりんご」の規格外りんごを使い、りんごがある11月から4月までアップルパイの製造、地域のイベントやA・コープファーマーズ店などでの販売を行い、地域の知名度の向上、中山間地域のビジネスモデルとして評価されてきた。
昨年、アップルパイを常時仕入れたいと取引の要望があったため、検討をすすめ、この機会に冷凍での販売にも取り組むこととし、それに必要な急速凍結機と保管用冷凍庫を設置することにした。県と市の支援金事業の採択も得られ、設置することができた。今後は、りんごがある時期にアップルパイを製造し、冷凍保存して通年販売を行うことが可能になる。この設置に伴い、工房に下屋を設置し、そのスペースを地域住民の交流の場として活用できるよう準備もすすめ、「おやすみ処 あっぷる工房」として、毎週土曜日に、アップルパイやパンの販売、飲み物の提供を始める。副会長の石坂みずえさんは「新たな取り組みにより、売上額を増やし、この先も長く継続できるよう会員一同がんばりたい」と事業の経緯の説明とともにあいさつした。
完成にあたり、会長の石坂妙子さんは「日頃から地域のみなさんにお世話になっている。おやすみ処として地域の人たちにいつでも気軽に寄ってもらえるようにしていきたい」と感謝の気持ちを伝えた。
「おやすみ処 あっぷる工房」は毎週土曜日11:00~15:00(12月まで)、アップルパイ・パンの販売、飲み物の提供を行う。(パンの販売は第1土曜日のみ、飲み物はセルフサービス)

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