管内でマツタケ収穫本格化 〝秋の味覚〟を地域にお届け

JA信州諏訪
松茸を収穫する関さん
松茸を収穫する関さん

諏訪市の関公行さん(77)は10月6日、同市の茸山でマツタケの収穫作業を行った。2025年は9月上旬から週3回作業。この日が今季1番の収穫量である約80本(4キロ)を収穫した。多くの人が心待ちにする〝秋の味覚〟を地域に持ち帰った。
関さんは、同市の有賀林野株式会社から採取権を得て、9年前から茸山を管理している。高品質なマツタケが自生できるよう、雑木・雑草の除去などを適切に行って整然と保ち、鳥獣被害防止ネットを張るなど対策を行っている。
この日は、同会社の仲間3人とともに4時間ほど入山。茸のシロを傷めないよう注意しながら、過去にマツタケが採れた場所に付けてある目印の周辺を探した。収穫時期を迎えたものは採取し、成長待ちで次回に回す分は、雨よけに松葉などを優しく被せた。さらに、見落としによる採り残しがないよう、隅々まで声を掛け合いながら見て回った。
最盛期は10月中旬を見込み、収穫は11月10日ころまで行う予定だ。
関さんは「マツタケは人工的に栽培ができない唯一無二のきのこ。今年も例年通り香りがよく、味もおいしいので、機会を見つけて多くの人に味わってもらいたい」と話している。

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