親子で稲刈りを体験

JAグリーン長野
稲刈りを体験する親子
稲刈りを体験する親子

JAグリーン長野は長野市川中島町の田で10月4日、小学生とその保護者を対象にした「親子ふれあい農業塾」を開いた。受講生7組14人が参加し、6月に受講生が田植えをし、収穫の秋を迎えたもち米「モリモリモチ」の稲を、鎌を使って刈り取り、はぜ掛けをした。
はじめにJA職員が鎌の使用上の注意点を伝えた後、講師・サポーターとして協力するJA青壮年部川中島支部員が稲の刈り方、束ね方を実演した。受講生は田に一列に並び、実った稲を一斉に刈り取り始めた。
初めて稲刈りを体験した児童は「楽しい!」と話しながら、リズム良く刈りすすめ、素早く束ねた。保護者も初めての稲刈りに、「こんなに軽くサクサク刈ることができるとは思わなかった。稲の感触や大きさなど、実際にやってみないと分からず、新しい発見だった」と目を輝かせた。はぜ掛けは青壮年部員が担当。稲を掛ける部員に、児童は、「はぜ掛けは何日干しますか?」と積極的に質問するなど興味を掘り下げていた。
田の管理を支援したNPO法人風とみどりの会の男性は、「これを機会に、興味をもって家庭菜園でもご近所のお手伝いでも、農業から離れないようにしてもらいたい」と話した。
収穫物は、11月の「閉講式」で受講者に配布し、収穫の喜びを分かち合う考え。

MENU