ユーカリの出荷始まる 出荷説明会

JA佐久浅間
出荷方法を説明する担当者
出荷方法を説明する担当者

JA佐久浅間ではユーカリの出荷が始まっている。
ユーカリは、オーストラリアなどに広く分布するフトモモ科ユーカリ属の樹木の総称で、日当たりが良く、排水が良い場所を好む。近年は、ブライダルやクリスマスリースなどの花材として需要が高く、幅広い用途で使われる。5月から6月に定植し、10月から12月上旬にかけて収穫する。収穫期間が長いため労力分配もできる。鳥獣害を受けにくいことから、中山間地域の耕作放棄地対策としても期待されている。
出荷本格化を前に10月1日、佐久市のJA本所で出荷説明会を開き、生産者ら30人が参加。「グニー」「ベイビーブルー」などの品種の見本を示しながら出荷基準や荷造り時の留意点を確認した。JA担当者は「年々品質が安定してきている。圃場によって出荷開始のタイミングが違うので、しっかりと見極め、規格に沿った出荷を継続してほしい」と呼び掛けた。
同JAでは2015年に5戸の農家が試験栽培を始め、現在は約60人が栽培。10月上旬から出荷が本格化し、12月中旬まで関東や関西を中心に出荷する予定だ。

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