JAみなみ信州は6日、同JA松川インター選果場で「シナノスイート」の出荷を始めた。昨年より2日遅いスタート。同JA中生りんごのメイン品種でサンつがる、サンふじに次いで3番目に取扱量が多い。りんごの中でも甘さが特徴で、初日となったこの日は平均糖度14.9度と上々の仕上がり。松川町・高森町・豊丘村・飯田市内から集まった344コンテナ、およそ5.2トン(1コンテナ15kg)を選果し同JA直売所と中京方面の市場へ出荷した。
今年は春先から天候に恵まれ、着果量がしっかりと確保できている。高温・干ばつにより小玉傾向ではあるものの、その分糖度が高い。収穫前に気温が下がったことで色付きも進んでいる。同JAでは今年度のの出荷を26,000ケース(1箱10kg、前年比134.1%)を見込み、関東、中京、関西方面の市場へも出荷していく。10月中旬に出荷ピークを迎え、10月末までの出荷を予定している。
同JA営農部果実柿課りんごチーフの今井悠哉技術員は「いよいよ中生りんごのスタート。甘くおいしいりんごに仕上がっている。生産者の皆さんと一緒になって着色管理をしっかりと行い品質をより高め、主力品種のサンふじへとしっかりとリレーをつなぎたい」と話した。
このあと10月中旬からシナノゴールド、10月下旬からぐんま名月、11月上旬から主力のサンふじへとりんごリレーが続く。