グリーンファームカレッジをJA総合力発揮の場に、「相続を考え始めたら」講座開催

JA信州うえだ
公認会計士が相続対策を解説
公認会計士が相続対策を解説

JA信州うえだでは、生産資材店舗グリーンファーム中央店を主な会場として、地域住民を対象にした家庭菜園や園芸に関するテーマを中心に、暮らしを豊かにする知識取得や体験ができる講習会「グリーンファームカレッジ」を年間通して開催している。9月16日には、相続対策をテーマにした「相続を考え始めたら」講座を本所で開催し、地域住民約20名が参加した。
この日は、講師に、上田市内に事務所を持つ公認会計士の金子剛氏を迎え、相続に関わる各種制度の概要を分かりやすく解説したほか、生前贈与等の相続に向けたさまざまな準備方法を、例をあげながら紹介した。
参加者は講師の話を熱心に聞き、「例をあげて説明してもらえて、とても分かりやすかった」「ずっと相続のことが気になっていたが、何から手をつけてよいかわからなかった。今日来て良かった」と話した。
当日は、同JAの資産運用相談を行う担当職員や地区事業部担当者も研修として受講し、組合員や地域住民からの相談対応力向上を目指す考えだ。
「グリーンファームカレッジ」は2015年度から始め、年々参加者数が増えるとともに、要望に応えて講座数も増え、今年度は20の多様な講座を用意した。講師も、同JA営農相談員や営農技術員をはじめとしたJA職員のほか、専門知識を持つ外部講師を招くなど、多彩。管内の気候に合わせた実践的な説明や講座の豊富さが人気で、申込開始数日で満席になる講座も多い。
一昨年からは、JAの総合力を生かそうと、「いつまでも農業を続けるための体づくり」や「相続対策」といった講座も開いて、組合員や地域住民の「農」と「くらし」の拠り所を目指している。

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