地域の花木がそろい第29回フラワーショー開催

JAグリーン長野
来場し次々と質問する園児たち
来場し次々と質問する園児たち

JAグリーン長野花き部会は9月18日、第29回フラワーショーを長野市篠ノ井の営農センターで開いた。リンドウをはじめとする花やユーカリなどの花木類など合計94点が出品され、会場を彩った。グリーン長野の花きのPRと、生産者の栽培意欲と技術向上につなげようと毎年開いている。品評会も開かれ、長野市、長野農業農村支援センター、JA全農長野の担当者が審査し9人が受賞した。最高位の長野市長賞に太田隆弘さんのリンドウ、長野農業農村支援センター所長賞に曽川とし子さんのトルコギキョウ、JA全農長野北信事業所長賞に滝澤清さんのユーカリ、青木和正さんのコギクが選ばれた。
審査をした長野農業農村支援センターの藤沢係長は「高温干ばつの影響があったが、みなさん努力されてとてもいいものが出せていた。リンドウをはじめ、露地栽培の花木など地域の特色が出ていた。トルコギキョウの出品数は少なかったが、草丈もしっかりとれ、ボリュームもあっていい状態であった」と話した。
一般の方にも公開され、近くに住む方や、同日に開催されたJAの文化活動のひとつ「女性カレッジ」の参加者、近くの保育園「こどもの園保育園」の園児たちなどが来場した。このうち園児たちは花に興味があり、図鑑で調べたり、生花店を訪れたりしているといい、会場でもさまざまな花や花木を見て「これなんですか?」など次々質問したり、「うちにもあるよ」と話したり、興味深々、楽しく見学し会場を明るくした。
営農技術員は開催にあたり、「今年は高温干ばつという影響の中で出展数は例年よりも少なかった。今後、厳しい気象条件が当たり前になってくる中でも安定した生産ができるよう生産者共々、努力していきたい」と語った。

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