“1個で3回おいしい”ズッキーニ収穫 日々の作業に一層張り合い

JA信州諏訪
30年に一度の“芸術作品”という、牛山担当のズッキーニ
30年に一度の“芸術作品”という、牛山担当のズッキーニ

JA信州諏訪の生活関連子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」本店営業課の牛山量博担当の茅野市のほ場で9月19日、“1個で3回おいしい”珍しい形のズッキーニが収穫できた。30年以上の栽培経験のなかで、初めてだという。皆で鑑賞を楽しんだ後、仲間にプレゼントするそうだ。
牛山担当は、妻のゆかりさんと広さ10アールのほ場でズッキーニを栽培。6月下旬から10月中旬にかけて、JAに日々出荷している。
今回のズッキーニは、早朝にゆかりさんが収穫した。あまりの珍しさに牛山担当にも電話で知らせた。長さ25センチ、重さ770グラムで、出荷規格の3倍ほどの大きさだ。これまで、2つの実の一部がくっつき、バナナのようになったことはあったが、初めて完全に繋がった状態で収穫できた。
2025年度は、種まきを3回行った。高温干ばつの影響で、そのうち1回分が枯れてしまうなど、栽培に苦慮。しかし最近は、降雨が続いたことで生育に勢いが増し、順調に収穫できている。特別なズッキーニは「生育がとても良いからできたのではないか。また、受粉ミツバチの働きも大きいと思う」と推察する。
牛山担当は「このような〝芸術的作品〟を収穫できたことで、妻も一層張り切って作業を行っている。収穫が終わるまで、おいしいズッキーニを育てたい」と話している。

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