安曇野市豊科にあるJAあづみ大型農産直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の来場者数(レジ通過者数)が9月20日、300万人に達した。オープンから9年3カ月。
同日、300万人目の来場者となったのは、安曇野市穂高在住の松澤ひろ美さん(40)と柊果ちゃん(5)。JAの宮澤清組合長が、記念品の安曇野産「コシヒカリ」5キロと生産者会員が作ったリンゴや梨、ぶどう、柿、桃などが入ったフルーツの詰め合わせを贈った。松澤さんは「よく来店していてお昼に野菜や惣菜などを購入している。気軽に来られて新鮮なものが手に入るのがハイジの魅力。今後も通いたい」と話し、柊果ちゃんは「梨が好きなのでもらえてうれしい」と喜びをかみしめた。
同所は、2016年6月にオープン。安全・安心な農産物を提供する地産地消の拠点として、消費者や生産者の支持を集めている。惣菜や菓子加工ができる施設や入口にはイートインコーナーも設け、食育体験研修施設「食育ルーム」などを併せもっている複合施設。季節ごとに行われる多彩なイベントや日替わりでも催しが行われている。豊富な品揃えや毎日の棚下げなどしっかりとした鮮度管理などが人気を集め、集客は年々増加している。23年3月には200万人を突破し、総売上8億円を突破した。24年11月には、目標としていた初の売り上げ単日1000万円を達成するなど総売上・レジ通過者数ともに毎年記録を更新している。25年2月には、西側入口に下屋の増設工事も行った。
後藤祐輔センター長は「当初10年かかると思っていたが前倒しで突破することができてうれしいしとてもありがたい。これからも地域の皆さんに愛されるお店を作って行きたい」と話した。