今年も西原ぶどう園が開園 糖度の高いブドウに仕上がる

JA上伊那
好みのブドウを買い求める来園者
好みのブドウを買い求める来園者

9月6日、中川村の西原ぶどう生産組合が運営する「西原ぶどう園」が開園した。ブドウ狩りや園内の直売所でブドウを購入することができ、毎年県内外から多くの来場者が訪れる。今年は全体的に糖度の高い仕上がりで、10月13日まで楽しめる。
同園は、村のブドウ生産者11戸が約3.7ヘクタールで栽培。「藤稔」や「シャインマスカット」、「ナガノパープル」など約25品種を生産・販売する。棚が低いレインカット栽培で、実ったブドウが見やすく子どもでもブドウ狩りを楽しめる。
今年は昨年多く見られたカメムシ被害も少なく順調で、例年よりも1週間ほど早い生育。梅雨明け後の猛暑や少雨による生育への影響が心配されたが、品質は問題なく高糖度に仕上がっている。
同日に開かれた開園祭には、宮下健彦村長やJA上伊那中川支所の北澤繁樹支所長らが出席。同組合の吉澤佳久組合長は「1年間の集大成となる。お客さんに喜んでもらえるように、一生懸命栽培してきたブドウをしっかりと販売していこう」と呼びかけた。
来園者はおいしそうなブドウを選んで収穫を楽しんだり、直売所で好みの品種を買い求めたりした。開園に合わせて岐阜県から訪れた来園者は「友達がいるので毎年来ているが、甘くておいしいブドウを食べられるので、毎年楽しみにしている。買って帰って家でも楽しみたい」と購入するブドウを選びながら笑顔を見せた。

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