水稲採種用稲 刈り取り前の審査

JAグリーン長野
ほ場を審査する審査員(中央)
ほ場を審査する審査員(中央)

JAグリーン長野水稲採種部会は8月28日~9月4日にかけて、第2回ほ場審査を長野市信更地区の18支部で行った。審査員として長野農業農村支援センター職員がほ場をひとつずつまわり、病害虫の発生状況や異形株がないか、倒伏がないかなど点検、審査をした。
水稲採種用の稲は優良種子の確保のため、生産者は普段から田や稲に異常がないか観察し、異形なものがあれば抜き取るなど、注意して育てている。生育途中の出穂期と糊熟期の2度、生育状況の審査をしている。9月4日の浅野・氷熊地区の審査には、生産者7人と長野農業農村支援センター職員2人と営農技術員が参加した。今回の審査では、丈が長く伸びた株がないか、生育が遅いものがないかなど、審査員が目視で確認した。丈が長く伸びた株など異形のものがあると、その場で抜き取りを行った。
この地区の不合格はなく、審査員から「倒れ気味のものなど今後刈り取りまでに地面に着いてしまうことがあれば、刈り分けを。ヒエが再生しているところがあるので、完全に刈取りを」と指導があった。生産者は「去年は雨などで倒伏が多く大変だった。今年は最高。台風が近づいており心配だが、刈り取りまで倒れないでほしい」と話した。

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