JA信州うえだ女性部よだくぼ南部支会は9月3日、支会全体視察研修として、日頃活用しているエーコープマーク品の「こめ油」について知識を深めようと、製造元である築野食品工業株式会社の埼玉県本庄市にある関東工場を訪れた。同支会役員33人が参加し、国産米の米ぬかからこめ油になる工程や、搾油後のぬかも無駄なく使い尽くす取り組みを学んだ。
この視察研修は、毎年1回実施しており、今回は、同女性部で取り組む共同購入運動の品目のひとつ「エーコープこめ油」に注目。参加者が製造方法や安全へのこだわりを学び、他の支会員へ知識を伝えて、安全・安心な食生活づくりにつなげることが目的。
工場到着後は、関東工場で行う工程として米ぬかからこめ油の原料となる『原油』を抽出する作業のほか、原油が和歌山県の工場で精製され『こめ油』として製品化されるまでの流れを聞いた。また、こめ油の持つ機能性成分や、他の植物原料からできる油との違い、実際にこめ油が使われている身近な商品などの説明も受けた。参加者は、「あらためて『こめ油』の良さを実感した」「米ぬかせっけんを使ってみたら肌の調子がとても良く、その理由がわかった。他の支会員にも伝えたい」と、納得した表情で話した。
また、原油を絞った後のぬかについて、さらに有効成分を抽出して化粧品や工業用製品などに使われ、最終的に飼料とされていることを聞き、「すべてが無駄なく使われていて、すばらしい」と、感心していた。
同支会では今後、10月初旬にかけて、こめ油をはじめとしたエーコープンマーク品の共同購入運動に取り組む予定だ。