大粒種ぶどういよいよ出荷 目揃会で規格を確認

JA松本ハイランド
サンプルを見て出荷規格を確認する生産者
サンプルを見て出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランドぶどう部会は8月30日、収穫時期を迎えた巨峰やピオーネなどの大粒ぶどうやナイヤガラの目揃会を管内4カ所で開いた。生産者計500人が参加し、出荷開始を前に規格の統一を図った。今年も好天が続いたことで順調に生育。着色・糖度ともに例年通り高品質に仕上がっている。
松本市の同JA中山寿支所には生産者20人が出席。佐々木浩志部会長はあいさつで「まだまだ暑い日が続き早い品種では出荷も始まっている。取り遅れのないよう、規格を統一して収穫してほしい」と話した。目揃会では、同JAの担当者が販売情勢について報告したほか、果実の営農指導員が集荷所の稼働計画や検査体制を伝えるとともに、サンプルを使って重さや房型、高温障害による日焼けの注意点を説明した。また、より正確な情報を市場に発信するためにLINEアプリを使った出荷予約を徹底することや近年多発している果樹の盗難について対策することなどを呼びかけた。
同JAでは6月のハウス栽培デラウェアの出荷を皮切りに、露地栽培のデラウェア、大粒種と切れ目なく、10月下旬まで県内をはじめ中京や関西、九州を中心に出荷。ぶどう全体で29万ケース(1ケース4キロ)を出荷し、販売額約1億6千5百万円を計画する。

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