JA信州諏訪は9月2日、第51回諏訪花き立毛品評会第4次審査を行った。長野県諏訪農業農村支援センター・JA全農長野の担当者、JA職員ら計10人が審査員として参加。露地きくと宿根カスミ草を審査した。
この品評会は高品位のほ場を巡回し、下記の栽培技術の普及や品質向上を目的として毎年開く。2025年度は10品目を対象に、5月から11月まで5回に分けて行っている。
この日は、露地きくのほ場4カ所、宿根カスミ草のほ場3カ所の計7ほ場を審査した。審査項目は、草姿・生育状況・ほ場の管理状態・病害の有無の4つ。審査員は、花きの状態をよく観察しながら、審査項目ごとに点数と所感コメントを記入した。審査後は、茅野市のJA茅野市営農センターで結果発表と講評を行った。
審査員からは、露地きくの最高得点ほ場は「LEDライトできくを照らすことで、オオタバコガの抑制ができている」。宿根カスミ草は「甲乙つけがたかったが、どのほ場も病害虫もなく管理が行き届いていた」との声が上がった。
長野県諏訪農業農村支援センター技術経営普及課の加藤彩主任は「露地きく、宿根カスミ草ともに、目につく病害虫の被害がなかった。苦慮されながら防除していることが見て取れる。改善点は今後も指導していく」と話した。