リンゴ「サンつがる」を小学校6年生へ贈呈 “生産者の顔”を知る機会に

JAあづみ
リンゴ「つがる」を贈呈する伊藤さんと大倉さん
リンゴ「つがる」を贈呈する伊藤さんと大倉さん

JAあづみ販売開発課と青壮年部は9月4日、安曇野市農政課と連携した取り組み「お弁当の日」に併せて、同市の穂高西小学校6年生70人に市内の生産者が育てた旬の「サンつがる」2箱(1箱=36玉)を提供した。
同日、同校で食材贈呈式とリンゴ農家による出前講座が開かれた。同校で出前講座を行うのは初めて。青壮年部員でリンゴ生産者の伊藤孝典さんと大倉健太郎さんが参加。市の職員が地産地消について話し、伊藤さんと大倉さんは、リンゴの管理や生育について説明をした。児童からの質問時間も設け、「安曇野の土地はリンゴが作りやすいの?」や「一番好きな品種は?」などと質問をした。また、8月下旬に市が同小学校に事前学習で出題していたクイズの答えを発表した。児童たちからは、驚きや納得の声が上がり、講座は大いに盛り上がった。
同市では2021年から市内の小中学校17校で、各校で設定される「お弁当の日」を行っている。25年度はうち7校に玉ねぎやリンゴなどの安曇野産農産物を提供する予定だ。この企画は、提供された食材を使って自らお弁当を作るもので、地元の農産物や農業、地産地消について関心を高めようと企画された。
青壮年部員の伊藤孝典さんは「今回の講座を通して、児童たちにこういう人がリンゴを作っていると知ってもらい、これからリンゴに限らず食材を食べるときに生産者に想いを馳せてもらえたら嬉しく思う」と話した。
今後も10月までに市内の小中学校へ玉ねぎやリンゴの贈呈式を行っていく予定だ。

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