市内の給食センターの見学会を実施 安曇野産の食材をこどもたちへ

JAあづみ
調理場を見学する参加者
調理場を見学する参加者

安曇野市とJAあづみ総務課組織くみあい員センターは4日に安曇野市中部学校給食センターの見学会を行った。安曇野市農政課や女性農業委員、JAあづみ青壮年部・女性部ら15人が参加した。
市と青壮年部員との懇談会が行われた際に、同部員から給食センターの見学をしたいという要望があり実施が決まった。市と給食センター、生産者、JAが連携し給食を通じて、地産地消の推進を図ることが目的で、センター側にとっては農家の現状や苦労を理解する機会となり、生産者側は農産物を納品した後の流れを知る貴重な場となった。
中部学校給食センターの吉田真奈美栄養教諭は「生産者と給食センターが双方を知ることで、より地産地消が進むきっかけになれば」と話す。
この日はセンター内での調理作業の見学や、給食センターの概要説明、実際に生徒たちが食べている給食の試食会を実施。安曇野産の食材を積極的に活用するほか、安曇野ゆかりのメニューを年数回提供し、食育や地産地消の推進に向けた多彩な工夫が凝らされていることが説明された。
JAあづみ青壮年部員で、夏秋イチゴ農家の山田太一さんは「個々の農家では出荷量に限界がある。地域が一体となって地産地消を広げていきたい」と意気込んだ。

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