子ども食堂へ農産物提供 たくさん食べて元気に育って

JA信州諏訪
トウモロコシを提供する五味さん
トウモロコシを提供する五味さん

JA信州諏訪直売所専門委員会A・コープ直売部会は2025年度、子ども食堂へ農産物を無償提供する。富士見町のA・コープファーマーズ富士見店で、7月から10月までの間、月2回の頻度で新鮮な農産物を部会員から集める。集まった農産物は富士見町の特定非営利活動法人「こどもの未来を考える会」が運営する子ども食堂「ひこうせん食堂」や管内の子ども食堂などに提供する。
2回目の8月20日は、予定数量を超える管内産農産物が集まった。部会員は、キュウリやトマト、キャベツなどを専用のコンテナに入れた。活動を知り、自宅まで取りに行く部会員もいた。「食堂に飾って楽しんでもらいたい」という思いから、トルコギキョウの提供もあった。
同部会の五味美枝子さん(68)は「毎回野菜を提供している。子どもたちにおいしく食べてもらい、役立ててほしい」と話した。
同法人、栄養士会、更生保護女性会、食生活改善推進協議会から構成する「だれでも食堂ネットワーク」事務局の齋藤眞澄さんは「子どもたちは『おいしい』と言ってたくさん食べてくれる。多くの人に食事を提供するために、直売部会から食材を提供していただきとてもありがたい」と話した。

MENU