JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、辰野町の「子どもの居場所づくり推進事業」に協賛し、今年も上伊那産米コシヒカリ125キロを無償提供した。8月22日、同委員会の委員長でJAの西村篝組合長らが同町役場を訪れ、武居保男町長らに手渡した。
同事業は、18歳以下の子どもたちが、家庭以外にもさまざまなことを学べる居場所を設置し、地域で子育てや生活、学習のサポートをすることが目的。今年から2団体が新たに加わり、NPO法人や社会福祉協議会などの5団体がフードバンクや食事提供、学習支援などの活動に取り組んでいる。
JAと同委員会は、食農教育や地域農業を次世代につなぐ活動として、市町村や各団体の食農活動に協力。要望があった団体へ上伊那産米などを提供している。同町へは昨年に引き続き2回目となる。
西村組合長は「米も価格高騰など厳しい情勢があるがぜひ役立ててもらい、上伊那産米を多くの皆さんに食べてもらいたい」と話した。団体を代表してNPO法人「辰野自立生活支援の会あかり」の小林テル子理事長は「おにぎりが大好きな子どもも多く、地元で採れたお米はありがたい。今年も有効に活用していく」と感謝した。