JA信州諏訪女性部は8月、家庭の食品ロスを減らして地域の必要な人のもとへ寄付するフードドライブを行った。同部原村ブロックが原村社会福祉協議会、同部富士見町ブロックが富士見町社会福祉協議会を訪問。関係者に食品や衛生用品を手渡した。
18日、原村社会福祉協議会で開いた寄贈式には、原村ブロック役員・JA職員、同協議会の関係者計9人が出席。ナス・トマト・ピーマンなどの夏野菜や菓子・乾物、紙おむつなどを寄贈した。
取組みを同協議会の公式LINEでPR。集まった品物は、地域で必要としている人や子育て世代に届けられた。
同協議会の小林庄三郎会長は「地域で必要としている人が多くなっている。地域で理解を広め、少しでも手助けをしていきたい。引き続き、協力してほしい」と呼びかけた。
19日、富士見町地域共生センター「ふらっと」で開いた寄贈式には、富士見町ブロック役員・JA役職員、富士見町社会福祉協議会の関係者計8人が出席。JAが運営する地域住民農園「JA農園」で部員が栽培したジャガイモや、缶詰・レトルト食品などを寄贈した。
品物は、当日から順次、地域で必要としている人に持ちに来てもらったり、担当者が届けたりした。
同協議会の森山誠会長は「先日はJA職員の皆さんに寄贈いただいた。今回は女性部の皆さんにお越しいただき、組織全体で地域のために活動いただき大変ありがたい」と感謝を伝えた。
JAの牛山洋一郎原村・富士見町地区統括所長は「女性部の皆さんは、地域の子どもが喜ぶ顔を思い浮かべながら農産物を栽培し、寄贈いただいたと思う。有効にご活用いただければうれしい」と話した。