松本市島内の青島地区農家組合の有志10人は8月9日、松本市島内地区を通る長野自動車道の側道脇に並ぶ植樹帯の枝を切りそろえる奉仕活動を行った。景観の向上を目的に植えられたものとみられるが、長らく管理者が不明となっており側道に枝がはみ出し、交通の妨げになっていたことから同組合有志が作業に着手した。
同地にはつつじが300メートルにわたって植えられており、植栽に面する田畑を所有する生産者が剪定作業を行うこともあった。だが、持続的に作業を行うことは難しいことに加えて、近年では側道の交通量が増え、地元から「何とかしなければ」と多くの声が上がっていた。
こうしたことをうけ、有志10人が、電動の刈込み機や剪定ばさみなどを持ち寄り作業にあたった。2時間ほどの作業で枝が狩り揃えられ、雑草が取り除かれると見通しのよいきれいな道路が出現した。
同組合の小原岩男組合長は「たくさんの有志が集まってくれて、特に若い組合員が積極的に参加し活躍してくれたことがうれしい。作業の甲斐あって通行車が安心して通ることができる」とよろこびを語った。