JAあづみ有明出張所と穂高地域営農センターは8日、安曇野市穂高有明の同営農センター構内で毎年恒例の「第13回有明地区夏祭り」を開催した。旬の農産物販売や安曇野産農産物などが当たる大抽選会のほか夜店を開催。組合員や地域住民など約550人が来場し、会場は終始にぎわいを見せた。
会場では、青壮年部によるもみ殻を利用して米を炊く「ぬかくど米」や女性部による「旬の野菜を使ったお漬物」の振る舞いなど約200食が、開始30分で終了するほどの盛況ぶりだった。ほかにも、夜店のスーパーボールすくいやニュースポーツ体験などは子どもたちの人気を集めた。またステージでは、年金クラブ員らでつくる「童謡唱歌こだまの会」による合唱やJA女性部シャベラーズ26のスコップ三味線の演奏、安曇野市消防団ラッパ隊の演奏などが披露され、会場は活気に満ちていた。
特に来場者全員が参加する大抽選会ではJA特産のリンゴや桃、生花、トウモロコシなど83個の景品が用意され、当選者は大喜びで景品を受け取った。
同夏祭りは、組合員と地域住民との交流を目的に2012年から始まり13回目を迎えた。毎年夏休み期間中の子どもたちや親子連れが多く来場する。総代やJA青壮年部、女性部、JA職員約50人が揃いのポロシャツや法被を着て来場者を迎えるのが恒例の光景だ。
有明出張所の矢ノ口仁所長は「地域の人々が交流する機会が減少している昨今、毎年夏祭りを楽しみにしている人が大勢いる。今後も継続していきたい」と話した。