女性部が「米」をテーマに食育セミナー開催

JAみなみ信州
シャカシャカおにぎりを作る参加者
シャカシャカおにぎりを作る参加者

JAみなみ信州女性部は7日、食育セミナーを開いた。同部のセミナーは9年ぶり。同JA女性部、女性大学の親子に参加を呼びかけ親子29人が参加した。「シャカシャカおにぎり大作戦」と題し「米」をテーマに親子で楽しみながら食や農への理解を深めてもらう目的。参加者は「米」を中心とした農業の大切さを学んだ。
同部の伊原郁部長は「その地でとれたものを食べると健康に過ごせると言われています。食べることは生きること。農業や食事の大切さを私たち女性部と一緒に学びましょう」とあいさつした。
この日はフレミズと女性大学の交流も兼ね、最初に家の光を参考に一緒に工作を楽しんだ。昼食には地元産の米で紙コップとラップでつくるシャカシャカおにぎりを作り、女性部員が用意したキュウリやトウモロコシも味わった。家の光親と子の童話「田んぼでおにぎりぎゅっ」を部員が読み聞かせ、午後は地元の農家の矢野賢太郎さん(喬木村)と髙田一仁さん(飯田市上郷)を招き「農家さんのお話を聞こう」の講演を行った。農家の仕事や米ができるまで、水田の役割などを話した。
参加した寺澤美紀さん(40・高森町)は「田んぼは米をつくる場所なだけではなく、洪水予防など地域を守る大切な役割があることを知った。子どもと楽しみながら食を学べる良い機会になった」と話し、娘の瑠彩さん(8)は「シャカシャカおにぎりが楽しくておいしかった」と笑顔で話した。
同部では今年度食育活動に力を入れており、各支部でも体験イベントや料理教室を行い子どもたちへ食と農の大切さを伝えている。

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