JAグリーン長野女性部は小学生の夏休み期間中に、長野市若穂の若穂農産物加工所で小学生とその保護者を対象に「ごパンづくり教室」を開いた。夏休み期間中に3回開催し、8月6日の回は10組25人の家族が参加し、地域のお米を使った「ごパンづくり」を体験した。
女性部加工所協力員が講師となり、普段食べているごはんを使ってパンを作ることで、地元産のお米の魅力を子どもたちに伝えることを目的に、3年前から開催。年々人気が高まり、夏休み恒例の企画として定着しつつある。
参加者は、通常、パンは小麦粉に塩などを混ぜてつくるが、ごパンは小麦粉の一部をごはんに置きかえて作ると説明を受け、機械で混ぜ合わせた生地を分けるところから作業に入った。どの子どもたちも率先してパンづくりに参加し、部員の手つきをお手本に大きな塊の生地を小さく分け、丸めた。「べたべたして手にくっついて大変」「ごはんをつぶすとおもちみたいになるんだ」とべたつく生地に格闘しながら丸めていった。
パンを焼く間、お米のことを学ぶ時間として、営農技術員が「どんなお米があるか」や「お米ができるまで」をクイズ形式で出題した。子どもたちはしっかり話を聞き積極的に回答。営農技術員は、「この地域でもたくさんのお米が作られている。毎日大切に食べてもらいたい」とお米の大切さを伝えた。
参加者からは、「お米クイズ楽しかった」「べたべたして大変だったけど楽しかった」「子どもたちが楽しく大好きなパンを作ることができた」と感想が寄せられた。
女性部では、今後も子どもたちが、楽しんで食や農業を学ぶ企画をしたいと考えている。