リンゴ主力「つがる」初出荷 夏らしい爽やかな味わい

JAあづみ
内田専務理事㊨が市場へサンつがるを手渡した
内田専務理事㊨が市場へサンつがるを手渡した

JAあづみは17日、JA果実中央選果所でリンゴの早生種の主力「サンつがる」の初出荷と出発式が行われた。初日は1445ケースを東京や関西、北九州、地元市場へ出荷された。25年は14万5690ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込み、8月下旬をピークに9月10日ごろまで続く見通し。
選果では、選果員約20人が傷の有無を確認し、果実の熟度・糖度・大きさ、着色はセンサーとカメラが自動で判定し、3等級に分けて箱詰めをした。
25年産は、春先の凍霜害もなく、十分な着果量を確保できたことから作柄は良好。梅雨明けの天候に恵まれたことで、食味と熟度がそろって良い仕上がりとなっている。雨が少なく高温であったことから、酸味が程よく抑えられ甘味が引き立ち夏リンゴらしいさっぱりとした味わいに仕上がった。
JAあづみりんご部会の佐原茂部会長は「今年は一層甘味が感じられ、品質の高い出来栄えとなった。家族みんなで召し上がってもらい今年も美味しいなと笑顔になってほしい」と話した。
選果後に行われた出発式では、JAあづみの内田専務理事から株式会社R&Cながの青果の吉澤青果担当にサンつがるが手渡された。JAは市場へりんごの販売促進をお願いするとともに、市場側は「生産者が来年もさら良いりんごを作れるよう、単価の確保に力を入れたい」と抱負を述べた。

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