夏のリンゴ「サンつがる」出荷開始

JAみなみ信州
出荷が始まった「サンつがる」
出荷が始まった「サンつがる」

JAみなみ信州は16日、松川町の同JA松川インター選果場で同JA早生リンゴの主力品種「サンつがる」の出荷を開始した。昨年と同日の初出荷。「サンつがる」は早生種の中でも甘みが強く、パリッとした硬い食感が楽しめ、果汁が多くジューシーで人気が高い。今年度出荷数量560トン(前年度23.5%増)を見込み、「サンふじ」と肩を並べる主力品種となっている。この日の平均糖度は13.7度と甘い仕上がり。
同JA営農部によると昨年は着果不良により出荷数量が減少したが、今年度は着果量がしっかりと確保でき平年並みを見込んでいる。リンゴ全体の出荷数量1,842トン(前年比45.1%増)のうち「サンつがる」は約3割を占める。出荷ピークを25日から9月1日頃と見込み、9月10日頃まで中京、関西をメインに関東、九州、県内の市場へ出荷していく。今年は6月中旬以降、降雨が少なかったため若干小玉傾向ではあるものの、糖度が高く良い仕上がり。一部で高温による日焼けが心配されるものの、収穫直前の降雨で着色も進んでいる。
この日は、飯田市、松川町、高森町、豊丘村、阿智村で収穫されたおよそ2.9トンを選果・荷造りし、中京・県内市場へ出荷した。
同JA営農部果実柿課リンゴチーフの今井悠哉技術員は「主力のサンつがるがいよいよスタートした。生産者の皆さんの努力で甘くさわやかな味わいに仕上がっている。夏にぴったりの南信州のリンゴを多くの方に味わってもらいたい」話した。

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