米収穫期を前に米麦水分計の検査を開催

JAあづみ
米麦水分計の検査をする職員ら
米麦水分計の検査をする職員ら

JAあづみは8月8日、安曇野市で各地域の生産者から持ち寄られた米麦水分計約300台の検査を行った。
米麦水分計は、自ら乾燥・調整を行う生産者が保有しているもので、米の水分量を測定するもの。収穫した米の水分量を把握し、適正な乾燥や調整をするため、水分計の正確さは最も重要だ。検査は毎年行われていて、JA米穀課と(株)ケツト科学研究所の5人で行い、米のサンプルを用いて数値の正確さを確かめた。
持ち寄られた水分計は(株)ケツト科学研究所の商品である「ライスタ」などが多く、同JAのライスセンターや大規模生産者などが使用しているものは、玄米や籾、麦の水分を測定できるものなど様々な種類が集められた。
検査を行った水分計は、検定証・点検済み・赤札の3つの表示に分けられ、分類することで水分計の現状を生産者に分かりやすく伝えている。検査が終わった水分計は、8月21、22日に各地域で開催される籾摺り調製技術者講習会で生産者に返却される予定だ。
米穀課の西牧宏課長代理は「乾燥・調整を進めるうえで水分が何よりも大切。正確に測れるように確認したうえで使ってもらいたい」と話した。

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